未分類

住宅ローン3000万円を住信SBIネット銀行で借入した場合

  1. HOME >
  2. 未分類 >

住宅ローン3000万円を住信SBIネット銀行で借入した場合

住宅ローンを組む時に「ネット銀行」を希望される人はかなり増えてきました。

特によく選ばれるネット銀行は

■住信SBIネット銀行

■じぶん銀行

■新生銀行等です。

この中で「住信SBIネット銀行」を選ぶ人は圧倒的に多いので、「住信SBIネット銀行」で借入した場合のメリット・デメリット、注意点を記事にしてみました。

住信SBIネット銀行は、とにかく金利が低い

住信SBIネット銀行の2019年9月適用金利は0.418%です。三井住友銀行等のメガバンクと比較した場合。

※メガバンクの変動金利0.625%とした場合です。年収や勤続年数等の条件で金利は異なります。また金利は毎月見直しがあります。

メガバンク 住信SBIネット銀行
借入額 3,000万円 借入額 3,000万円
借入期間 35年 借入期間 35年
金利 0.625% 金利 0.418%
月々の返済額 79,544円 月々の返済額 76,793円
総支払額 33,408,345円 総支払額 32,252,996円
利息 3,408,345円 利息 2,252,996円
3,408,345円 - 2,252,996円 = 約1,155,349円 住信SBIが得

住信SBIネット銀行の方が35年間で支払う利息の額は、約115万円も得をします。※金利が変わらなかった場合です。

これだけでも住信SBIネット銀行を選ぶ理由は十分あります。

住信SBIネット銀行は「全疾病保障」が無料

住信SBIネット銀行の「全疾病保障」は、どんな病気・ケガでも保障するというもので、働けなくなった月々の返済額を保障、働けないまま1年経過で住宅ローンの残高は0になります。

注意して頂きたいのが

ポイント

「働けないまま1年経過」しないと残高が0にならないというところです。

例えばガンになった場合でも、ガンと診断されただけでは残高は0にならないということです。

ガンと診断されて「働けないまま1年経過」した場合のみ適用されます。

この「働けないまま1年経過」という条件はかなり厳しいと思います。

ちなみに三井住友銀行のガン保障はガンと診断された時点でローン残高が0になります。

三井住友銀行の場合は金利に+0.2%上乗せすることでガン保障を付けることができます。

また、最近、芸能人がガンになったという報道がよくされている為か、住宅ローンにガン保障をつける人が多くなってきました。

CMでも2人に1人がガンになるという内容で放送されたりしていますが、下記の「国立がん研究センター」のガン罹患率、ガン死亡率の表を見てもう一度よく考えてみてください。

■現在年齢別がん罹患リスク(出典:国立がん研究センターのデータ)
男性

現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.2% 0.3% 0.6% 1.2% 2.7% 7.8% 21.9% 43.6% 65.5%
10歳 0.1% 0.4% 1.0% 2.6% 7.7% 21.9% 43.6% 65.6%
20歳 0.3% 0.9% 2.5% 7.6% 21.8% 43.6% 65.6%
30歳 0.6% 2.2% 7.4% 21.7% 43.7% 65.8%
40歳 1.6% 6.9% 21.3% 43.6% 66.0%
50歳 5.4% 20.3% 43.2% 66.3%
60歳 16.2% 41.1% 66.1%
70歳 31.7% 63.6%
80歳 56.6%

女性

現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.1% 0.3% 0.7% 2.3% 6.3% 12.4% 21.2% 32.8% 50.2%
10歳 0.1% 0.6% 2.1% 6.2% 12.3% 21.1% 32.8% 50.2%
20歳 0.4% 2.0% 6.0% 12.2% 21.1% 32.7% 50.2%
30歳 1.6% 5.6% 11.8% 20.7% 32.5% 50.1%
40歳 4.1% 10.4% 19.5% 31.5% 49.4%
50歳 6.6% 16.1% 28.7% 47.4%
60歳 10.3% 23.8% 44.1%
70歳 15.4% 38.5%
80歳 29.5%

30歳で住宅ローンを組んだとして、30年後までにガンになる可能性は男性の場合7.4%です。

次に死亡する可能性は

■現在年齢別がん死亡リスク(出典:国立がん研究センターのデータ)
男性

現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.0% 0.0% 0.1% 0.2% 0.5% 1.7% 5.8% 13.8% 23.9%
10歳 0.0% 0.1% 0.1% 0.5% 1.7% 5.8% 13.8% 24.0%
20歳 0.0% 0.1% 0.4% 1.7% 5.8% 13.8% 24.0%
30歳 0.1% 0.4% 1.6% 5.8% 13.9% 24.1%
40歳 0.3% 1.6% 5.8% 13.9% 24.2%
50歳 1.3% 5.5% 13.7% 24.2%
60歳 4.4% 13.0% 23.9%
70歳 9.5% 21.6%
80歳 15.8%

女性

現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.0% 0.0% 0.1% 0.2% 0.6% 1.8% 4.1% 8.1% 15.1%
10歳 0.0% 0.0% 0.2% 0.6% 1.8% 4.1% 8.2% 15.2%
20歳 0.0% 0.2% 0.6% 1.8% 4.1% 8.1% 15.2%
30歳 0.1% 0.6% 1.7% 4.0% 8.1% 15.2%
40歳 0.5% 1.6% 3.9% 8.0% 15.1%
50歳 1.2% 3.5% 7.6% 14.8%
60歳 2.4% 6.6% 13.9%
70歳 4.4% 12.0%
80歳 8.6%

30歳男性が30年後までにガンになり死亡する可能性は1.6%です。

また、ガンになってしまった場合で、その医療費が高額になった場合でも、日本には「高額療養費制度」があります。最先端医療等を希望しなければ自己負担の額はそこまで大きいものではありません。

これらのことを踏まえた上で、身内にガンで亡くなった人が多いかなど、本当に必要であると感じる人だけがガン保険に入ればよいと思います。

住信SBIネット銀行の全疾病保障は、メガバンクのガン保障や8大疾病保障とは違うということは覚えておいてください。

その他、住信SBIネット銀行とメガバンクの違い


その他、印紙代がかからないや、保証料が無いかわりに事務手数料があるなどの違いはありますが、やはりメガバンクとの比較で最大のメリットは金利が低いという事です。

また、不動産会社の提携ローンを使う場合は不動産会社に支払う融資事務手数料が50,000万円程かかる事が多いのですが、ネット銀行の場合は借入をする人が自分で申込みをするため、不動産業者に頼めばこの融資事務手数がかからない事があります。

ネット銀行で自分手続きをしたにも関わらず、融資事務手数料を取る不動産業者には交渉をしてもよいかと思います。

住信SBIの「仮審査」と、メガバンクの「事前審査」とは審査内容が違います。


不動産を住宅ローンで購入する場合、契約書に「ローン特約」という条件が付きます。これは契約後万が一住宅ローンの本審査に落ちてしまった場合、契約を白紙にできるというものです。

このローン特約を付けて、契約をする際には必ず住宅ローンの事前審査で承認を貰わなければいけません。

この時にネット銀行の仮審査の承認は、メガバンクの事前審査の承認に置き換える事は出来ません。

理由は、住信SBIネット銀行等の仮審査は、借入の枠に収まっているかどうかの確認でしかないため、過去に滞納があったかどうか等の個人信用情報まで見ないためです。

このため、不動産売買契約時には滑り止めとしてメガバンクで事前審査をして承認をもらう必要があります。

また、売買契約後、改めてネット銀行で本審査を受ける際は、ネット銀行はメガバンクに比べて審査は時間がかかる事が多い為、不動産業者の担当者にローン特約の期間をできるだけ長くしてもらっておいた方がよいかと思います。

団信の告知書は慎重に記入してください。


団信とは、団体信用生命保険のことです。どこの銀行でもこの団信に加入できることが借入の条件となります。

この団信に加入する際に書く告知書には、過去3年以内に病気で手術を受けたことや、2周間以上にわたり治療を受けたことがあるかどうかの告知事項があり、「あり」か「なし」にチェックをします。

この告知書の書き方次第で住宅ローンの審査は簡単に落ちたりしますので慎重に記入してください。

私の経験上、告知書に「あり」と記入した場合は審査落ちする可能性が高いです。

告知書に嘘を書くことは絶対にダメですが、本当は書かなくてもよい内容も中にはあります。告知書の「あり」に記入をする際は、不動産業者の担当に一度連絡をしてください。

まとめ

「ネット銀行はなんとなく面倒くさそうだから」という理由でネット銀行を選ばないの人もいますが、住信SBIネット銀行は、ネット銀行でありながら大阪・東京・兵庫等には店舗もあり、銀行の担当者と窓口で相談しながら申込みもできるので安心です。

これから、銀行のAI化が進み、ネット銀行の審査も早くなってくれば金利の高いメガバンクで住宅ローン組む人のメリットは無くなっていくように思います。

仕事の関係で取引先銀行でしか住宅ローンを組めない等の理由がなければ、やはり住信SBIネット銀行はお勧めです。

-未分類

Copyright© クガ不動産【不動産裁判例の解説】 , 2024 All Rights Reserved