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ハトマークとウサギマークの違い。不動産の保証協会とは?

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ハトマークとウサギマークの違い。不動産の保証協会とは?

ハトマークとウサギマークの違い。不動産の保証協会とは?

 

 現在、日本のほとんどの不動産会社は、ハトかウサギマークどちらかの保証協会に入会しています。

 保証協会とは、苦情の解決業務や弁済業務、研修業務を実施している法人の事です。

 不動産の取引は、高額な取引になる事も多く、謝っただけでは済まされないトラブルも数多く発生しています。

 そんな時に、当事者間の間に入って指導をしてくれたりするのがこの保証協会のです。

 保証協会には、下記の2つがあります。

■ハトのマーク

団体名:(公社)全国宅地建物取引業協会連合会

略称:全宅連(ぜんたくれん)、全宅(ぜんたく)

全日本不動産保証協会(全日)

■ウサギのマーク

団体名:(公社)全日本不動産協会

略称:全日(ぜんにち)

 結論から言うと

 どちらも大きな違いはないです。

 

ハトマークの特徴

 会員数がウサギより多いというところです。

 また、ハトは交流会や勉強会もよく行われているようで、そういったイベントが好きが人はハトの方がよいと思います。

ウサギマークの特徴

 

 ウサギは、ハトよりも歴史が古く1952年に設立された保証協会です。

 一番の特徴は、ハトよりもウサギの方が入会費が少し安いというところです。

 不動産業者が、このハトかウサギの保証協会に入会する理由は主に2つあります。

■営業保証金1000万円を準備しなくても良い

■レインズが使用できる

 宅建業法で、不動産業者は開業する際に営業保証金1000万円の供託金を法務局に預ける事が義務付けられています。

 しかし、1000万円なんてお金を準備できない人も多いです。

 そういった場合でも、保証協会に入会し、保証協会に60万円を預けるだけで営業保証金の代わりとすることができます。

 1000万円が60万円で良いという事ですので、開業したての不動産会社はまずこちらを選ぶでしょう。

 次に、保証協会に入会するメリットとしては、レインズを使用できるようになるという事です。

 レインズとは、不動産業界全体の物件情報が集約されたネットワークサイトの事で、これがなければ正直仕事になりません。

 つまり、ほとんど強制的にどちらかに入会しなければ、仕事ができないという事です。

 ハトかウサギかは、一般の方でこれを気にしている人はどれくらいいるでしょうか?

 おそらく、ほとんどの方がハトかウサギがあった事すら知らなかったのではないでしょうか

 私自身も、他社の不動産業者と取引する際に、ハトかウサギを気にした事は一回もありません。

 また、よくある間違いですが、上記のマークは「イトーヨーカドー」のマークであり、不動産会社の保証協会とは関係ありません。

ちなみに「イトーヨーカード」でもありません。

 「イトーヨーカドー」です。桃太郎電鉄をやりすぎた人に多い間違えです。

 いや、私だけか…

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